ICTを活用した見守り機能や情報発信の実用性を検証
あなぶきハウジングサービスとNECソリューションイノベータは6月26日、賃貸マンションの住民を中心に、地域のつながりと活性化を支援する基盤の実証実験を行うと発表した。検証実験ではNECグループの顔認証技術を含むICTを活用した管理システムを、香川県高松市のマンション生活学習館「あなぶきPMアカデミー」および、あなぶきグループが所有する賃貸物件に導入し、検証を行う。

認知症の徘徊予防の有効性も検証
検証を実施するのは次の3点。第1は、顔認証技術・AIを活用した、マンションや周辺地域の管理と見守り機能の実用性を確かめる。
第2は、利用者それぞれにあわせた地域情報や広告機能の提供に関して有効性を検証する。
第3は、マンション・地域住民の住環境に関する新サービスの実効性を実証する。
実施期間は6月26日~7月31日。
マンションに設置した防犯カメラが住民の顔のデータを元に、入退館の制御をするとともに、住民の年齢や家族構成に応じて必要な情報を、サイネージを通して提示する。また、行政と提携し、地域の不審者情報などの注意喚起や、誰が何時ごろ外出したかなどを把握し、認知症による徘徊などに関する情報も共有する。
(画像は、穴吹ハウジングサービスのホームページより)
http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/