高齢化社会における賃貸オーナーの不安とは?
株式会社オーナーズ・スタイルが運営する賃貸経営情報誌『オーナーズ・スタイル』は6月13日、「高齢化社会における賃貸経営の現状」に関する調査結果を発表した。今回の発表は、同誌創刊20周年を記念して発刊された「賃貸経営者白書2025」に基づくもの。高齢者の入居に対するオーナーの意識や、不安に対する対策の必要性についてまとめている。
調査は、同誌の読者である賃貸経営者を対象に2024年12月に実施され、有効回答数は793人だった。

不安の最多は「孤独死」、実際は「病気・怪我」
一人暮らしの高齢者(65歳以上)の受け入れについて、全体の63.0%が「抵抗感がある」と回答している。その理由として最も多かったのは「孤独死」(71.6%)で、次いで「認知症」(51.1%)、「病気・怪我」(47.0%)、「ボヤ・火災」(44.1%)などが挙がった。
一方、実際に高齢者を入居させた経験を持つオーナーに「困りごと」を尋ねたところ、最多は「病気・怪我」(14.7%)であり、「孤独死」は12.8%にとどまった。不安と現実との間にギャップがあることが明らかとなった。
「孤独死保険」「見守りサービス」で前向きな変化も
高齢者の入居に抵抗感を示すオーナーに対し、特定の支援サービスがあれば受け入れを検討するかを尋ねたところ、「見守りサービスを導入したら迎える」とした回答が30.9%、「孤独死保険を契約すれば迎える」が31.6%となった。この結果から、適切なサポート体制の整備が、高齢者の受け入れに前向きな姿勢を促す可能性が示されている。
(画像はプレスリリースより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000127338.html
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