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マンション購入経験者・検討者の重視点、最寄駅距離と生活環境利便性が多数

2025/6/20 07:30

マイボイスコムがマンション物件に関する調査を実施
マイボイスコム株式会社(以下、マイボイスコム)は17日、22回目の調査となる「マンションのブランド」に関するインターネット調査を2025年5月1日~7日の期間で実施、その結果をとりまとめて公開した。マンションの購入状況や居住意向、物件に望むものなど最新の消費者意識を見ることができる。

調査対象はMyVoiceのアンケートモニターで、有効回答者数は11,872人だった。

調査対象者のうち、マンションの購入経験者であるか、購入意向者に該当する人は、約26%だった。地域別で分析すると、関東や近畿エリアにおいて、その比率が他の地域より高い傾向がみられたという。

マンション購入経験者及び購入意向者に、購入時の重視点を複数回答可で尋ねたところ、「最寄駅からの距離」が65.9%で最も多く、次いで「生活環境の利便性」が62.4%となった。3位は「日当たり・採光」の56.7%、4位が「間取り」で53.5%、5位には「住居の向き」の43.2%がランクインした。

一方「省エネ性能」は9.9%とあまり高くなく、「共用施設の充実度」も6.6%と低率にとどまった。

「住居の向き」や「居住スペースの広さ」は女性高年代層で高い傾向にあり、「日当たり・採光」は男性の60~70代といった高年齢層や女性の70代層で高くなっていたという。これに対し、「通勤・通学のしやすさ」は、影響の大きい30~50代で高い結果になった。

なお、トップの「最寄駅からの距離」だが、北陸や四国、九州においては比率が低くなっていたとも報告された。

条件が同じなら過半は一戸建て希望
マンション購入経験者・意向者に尋ねた、マンション購入時の情報源は、「住宅情報サイト」が36.6%で最も多く、僅差で「マンション販売・仲介会社など不動産会社のWebサイト」の36.5%が2位になった。

3位は「展示場・モデルルーム」の30.0%、4位が「ポストに投函されるチラシ・ダイレクトメール」の20.4%、5位は「新聞の折り込み広告」で19.2%、「住宅専門誌」は6位で18.1%だった。

「展示場・モデルルーム」は全体では3位にランクインしたものの、若年層では選択者が少なく、同層におけるアプローチではあまり効果的でない可能性が示唆された。

マンションブランドの認知度では、「ザ・ライオンズ」が46.7%でトップ、「プラウド」、「グランドメゾン」、「ザ・パークハウス」といったブランドがいずれも30%台で続いた。

住んでみたいマンションブランドとしては、「プラウド」が6.9%で人気となり、「グランドメゾン」がこれに次ぐ4.6%、以下「ザ・パークハウス」、「ザ・ライオンズ」が各3%台などとなっている。

価格や間取り、立地など仮に条件が同一の場合、一戸建てとマンションのどちらの物件に住みたいかを尋ねたところ、「一戸建て」派が53.6%と過半になり、「マンションに住みたい」派は21.7%だった。

一戸建て支持はとくに男性50~70代で強く、6割前後にのぼったとされる。反対にマンション支持は女性の60~70代で高い傾向にあり、地域別では北海道・関東・近畿・九州エリアで高めになっていた。東北・北陸エリアではマンション派がより少なかった。

マンションを選択したい理由としては、「セキュリティの充実」や「機密性・断熱性の高さ」、「設備のメンテナンスや清掃などの負担が少ない」といったポイントが各40%台で多く、「設備が充実」、「耐震性が高い」も各30%台で高めになっている。

(画像はプレスリリースより)
(「マイボイスコム(株)調べ」)

外部リンク

マイボイスコム株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001628.000007815.html

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