マイボイスコムがマンション物件に関する調査を実施
マイボイスコム株式会社(以下、マイボイスコム)は17日、22回目の調査となる「マンションのブランド」に関するインターネット調査を2025年5月1日~7日の期間で実施、その結果をとりまとめて公開した。マンションの購入状況や居住意向、物件に望むものなど最新の消費者意識を見ることができる。調査対象はMyVoiceのアンケートモニターで、有効回答者数は11,872人だった。
調査対象者のうち、マンションの購入経験者であるか、購入意向者に該当する人は、約26%だった。地域別で分析すると、関東や近畿エリアにおいて、その比率が他の地域より高い傾向がみられたという。

一方「省エネ性能」は9.9%とあまり高くなく、「共用施設の充実度」も6.6%と低率にとどまった。
「住居の向き」や「居住スペースの広さ」は女性高年代層で高い傾向にあり、「日当たり・採光」は男性の60~70代といった高年齢層や女性の70代層で高くなっていたという。これに対し、「通勤・通学のしやすさ」は、影響の大きい30~50代で高い結果になった。
なお、トップの「最寄駅からの距離」だが、北陸や四国、九州においては比率が低くなっていたとも報告された。

条件が同じなら過半は一戸建て希望
マンション購入経験者・意向者に尋ねた、マンション購入時の情報源は、「住宅情報サイト」が36.6%で最も多く、僅差で「マンション販売・仲介会社など不動産会社のWebサイト」の36.5%が2位になった。3位は「展示場・モデルルーム」の30.0%、4位が「ポストに投函されるチラシ・ダイレクトメール」の20.4%、5位は「新聞の折り込み広告」で19.2%、「住宅専門誌」は6位で18.1%だった。
「展示場・モデルルーム」は全体では3位にランクインしたものの、若年層では選択者が少なく、同層におけるアプローチではあまり効果的でない可能性が示唆された。
マンションブランドの認知度では、「ザ・ライオンズ」が46.7%でトップ、「プラウド」、「グランドメゾン」、「ザ・パークハウス」といったブランドがいずれも30%台で続いた。
住んでみたいマンションブランドとしては、「プラウド」が6.9%で人気となり、「グランドメゾン」がこれに次ぐ4.6%、以下「ザ・パークハウス」、「ザ・ライオンズ」が各3%台などとなっている。

一戸建て支持はとくに男性50~70代で強く、6割前後にのぼったとされる。反対にマンション支持は女性の60~70代で高い傾向にあり、地域別では北海道・関東・近畿・九州エリアで高めになっていた。東北・北陸エリアではマンション派がより少なかった。
マンションを選択したい理由としては、「セキュリティの充実」や「機密性・断熱性の高さ」、「設備のメンテナンスや清掃などの負担が少ない」といったポイントが各40%台で多く、「設備が充実」、「耐震性が高い」も各30%台で高めになっている。
(画像はプレスリリースより)
(「マイボイスコム(株)調べ」)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001628.000007815.html