売り希望価格をもとに「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2025年6月24日、都営地下鉄大江戸線・東新宿駅~汐留駅間の駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとにして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2025年1月から3月までの3ヵ月間に実施されている。

汐留駅、価格上昇率が46%台に到達
今回の発表によると、都営地下鉄大江戸線の東新宿駅~汐留駅間において中古マンションが最高値となったのは、1332万円の汐留駅だった。同駅エリアは、前期に26%台の価格上昇を示したが、今期の上昇率は46%台に到達。600万円以上もの上昇を、2年間で果たしている。今期の同区間では、大半の駅が前期より上昇幅を拡大。特に汐留駅を含む湾岸部の駅エリアは、強い上昇率を示した。月島駅は31%台、勝どき駅は52%台の上昇をマーク。この上昇の要因として同社は、築浅化と共に事例数の多さを指摘し、中でも勝どき駅の事例数が前期から倍増している点に注目している。
2桁の伸びが目立つ
今期の同区間は、湾岸部以外でも2桁の伸びが目立つ。牛込柳町駅/牛込神楽坂駅/飯田橋駅は、いずれも上昇幅が14~19%台に達した。またこの3駅は、連続上昇を果たした点でも共通している。なお都営地下鉄大江戸線全線(東新宿駅~光が丘駅)における中古マンションの平均坪単価は、615万円となっている。1年前と比べて、価格で178万円、比率で40.7%上昇した。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/7454/