都営地下鉄浅草線の中古マンション価格を算出
株式会社東京カンテイは6月17日、都営地下鉄浅草線における駅別中古マンションの平均坪単価を発表した。このデータは、同社のデータベースに登録されたファミリータイプの中古マンションを対象に、2025年1月~3月の売り希望価格をもとに集計されたもの。駅ごとに平均坪単価を算出し、価格動向を明らかにしている。
今回は、都営地下鉄浅草線のうち、西馬込駅~押上駅の区間の集計結果が発表された。

浅草線全体では前年比20.5%の上昇
都営地下鉄浅草線(西馬込駅~押上駅)における平均坪単価は、前年同期比71万円増の422万円となり、20.5%の上昇率を示した。事例数は2,416件(前年より556件減少)、平均築年数は28.0年(前年28.9年)、平均専有面積は48.72平方メートル(前年48.32平方メートル)だった。
五反田が517万円に上昇 高輪台は742万円で最高値
全体的に二桁の大幅上昇が目立つ展開となっており、特に五反田(事例数431件)は前期から51%台の上昇を記録し、平均坪単価は517万円に達した。築浅物件の割合が増加したこともあり、平均築年数は路線全体の平均を下回っている。また、高輪台は前期を超える上昇率を示し、坪単価は700万円を突破。掲載区間の中で最も高い742万円を記録した。平均築年数は20年台前半で安定しており、平均専有面積も拡大傾向にある。
泉岳寺、三田などでは価格が反転し、いずれも二桁の上昇となった。一方で、大門~日本橋の区間は事例数が少なく、個別物件の影響を受けやすい状態が続いている。
蔵前は今期も二桁上昇を維持し、過去2年間で123万円の価格上昇を記録。浅草や本所吾妻橋も引き続き上昇傾向を示している。
(画像はプレスリリースより)
※データ提供:東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/7445/