国交省平成24年6月分「建築着工統計調査報告」公表
国土交通省は7月31日、平成24年6月分「建築着工統計調査報告」を公表した。6月の新築住宅着工戸数は、72,566戸で前年同月比0.2%減。 持家、貸家は増加したが, 分譲住宅が減少したため, 全体で減少となった。また、建築物の着工床面積は、1,141万平米で前年同月比 0.9%増と3か月連続の増加したが、民間建築主によるものは 1,041万平米で前年同月比 0.7%減と3か月ぶりの減少となっている。
・「建築物(床面積の合計),新設住宅(戸数)―季節調整値」

新築住宅、持家は横ばい、分譲マンションは大幅減
6月の新築住宅着工戸数の利用関係別戸数は、持家は、26,971戸(前年同月比 0.1%増)で 3か月連続の増加。貸家は 26,976戸(前年同月比 3.3%増)で 6か月連続の増加。分譲住宅は 17,724戸(前年同月比 7.2%減)で 5か月ぶりの減少となり、分譲住宅中、マンションは、7,036戸(同 20.2%減, 2か月連続の減少)、一戸建住宅は 10,647戸(同 4.4%増, 2か月連続の増加)で、分譲マンションの落込みが、新築住宅着工戸数全体を引き下げている。
民間非居住用着工床面積、店舗・倉庫が増加、事務所・工場が減少
6月の建築物の着工床面積は、公共の建築主が100万平米(前年同月比21.4%増)、民間の建築主が 1,041万平米 ( 同 0.7%減)。民間の建築主の居住用は 671万平米(前年同月比 0.8%減)、非居住用は 370万平米( 同 0.6%減)。非居住用では、店舗(79万平米 同 5.8%増)、倉庫(63万平米 同 72.4%増)は増加したが、 事務所(35万平米 同 24.7%減)、 工場(72万平米 同 1.4%減)の減少により、全体で減少となった。
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000309.html