佐川急便の物流施設などに投資
SGリアルティ株式会社(SGR)と株式会社ザイマックスは10月7日、「SGアセットマックス株式会社」を設立したと発表した。SGアセットマックス株式会社は、新たに私募リート(非上場オープンエンド型不動産投資法人)を立ち上げるための資産運用会社として創設された。
非上場オープンエンド型とは、いつでも解約して換金することができる投資信託のこと。上場リートであるJ-REITはクローズドエンド型である。したがって、オープンエンド型不動産投資法人は上場しない。
設立会社であるSGRは、佐川急便などで知られるSGホールディングスグループに属する不動産事業会社。CRE戦略(企業不動産管理・運用戦略)を主な業務としている。
一方のザイマックスは、リクルートビルマネジメントを前身とする不動産マネジメントサービス会社。SGRへは、設立当初から一貫して、ビジネスサポートを行ってきた。

資産保有の強みを生かしたインカムゲインで安定収益を目指す
人員体制は、代表者、業務ディビジョン員、コンプライアンス・オフィサーをSGホールディングスグループから、投資運用部長をザイマックスから派遣する。運営方針として、SGホールディングスグループの運営力とザイマックスグループの不動産総合力を生かした、インカムゲイン重視型の投資法人を目指す。
SGリアルティは2013年8月現在、保有する物流施設の総数は約450棟。昨今では千葉県柏市に大規模マルチ型物流施設を開発して注目を集めた。
このため、SGホールディングスグループが所有する物流施設や大規模マルチ型物流施設がポートフォリオに組み込まれるだろう。
投資家に向けては、長期的な安定収益が確保できる投資商品を提供する方針だ。
http://www.sg-realty.co.jp/
SGリアルティ株式会社のニュースリリース
http://www.sg-realty.co.jp/image/contents/news1.pdf