東京都は3か月ぶりに上昇
東京カンテイは1月7日、2015年12月の中古一戸建て住宅平均価格の月別推移を発表した。12月の首都圏における、中古一戸建ての平均価格は3,045万円。前月比0.7%プラスとなり、上昇へと転じた。
都県別では東京都が3.0%プラスの6,469万円。3か月ぶりの上昇。23区では港区や品川区、目黒区で1億円を超える高額物件の流通が続いている。
神奈川県は6.9%マイナスの3,041万円。3か月ぶりに下落した。千葉県も10.7%マイナスの1,887万円で、3か月ぶりの下落となった。
埼玉県は2,162万円で、1.6%の上昇。首都圏では東京都の上昇がけん引し、3,000万円台の高水準を維持している。

その他の地域でも好調に推移
近畿圏における中古一戸建て価格の平均は、前月比3.5%プラスの2,347万円。大阪府は2.1%プラスの2,627万円、兵庫県は3.1%プラスの2,320万円、京都府は1.8%プラスの2,690万円といずれも上昇。なかでも大阪府と兵庫県の上昇率が大きい。
愛知県も2.3%上昇し、2,574万円となった。中部圏全体をみても1.4%プラスの2,069万円となり、上昇基調に入ったとみられる。
福岡県は前月比0.1%プラスの1,658万円でほぼ横ばいだが、前年比で見ると10.4%と大きく上昇している。
調査対象の条件は土地面積100~300平米以下の木造・所有権物件で、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内またはバス20分以内のもの。
(画像は、東京カンテイのホームページより)
http://www.kantei.ne.jp/201512.pdf