東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は7月10日、2019年6月度の「月例マーケットウオッチ」を発表した。

これによると2019年6月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比5.2％増の3490件。6月としては
1990年5月の東日本レインズ発足以降、過去最高を記録した。

成約平米単価は1.6％上昇の52万7500円だった。成約価格も1.3％上昇の3361万円となり、どちらも5か月連続で前年同月を上回っている。

地域別の成約件数では「埼玉県」と「神奈川県他」を除く各地域が前年比で増加し、「東京都区部」は5か月連続で前年同月を上回った。

地域別の成約平米単価は「東京都区部」と「神奈川県他」が前年比で上昇。「東京都区部」は6か月連続で前年同月を上回っている。

6月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比3.9％増の1234件。8か月連続で前年同月を上回った。

成約価格は前年比0.4％上昇の3111万円。ほぼ横ばいではあるものの3か月連続で前年同月を上回ったが、前月比では下落している。

地域別の成約件数は「東京都区部」、「多摩」、「埼玉県」が前年比で上昇。「東京都区部」は3か月連続で前年同月を上回り、「埼玉県」は2ケタ増の伸びを示した。

成約価格は「横浜・川崎市」と「千葉県」を除く各地域が前年比で上昇し、「埼玉県」は5か月連続で前年同月を上回っている。

（画像は月例マーケットウオッチ：2019年6月度より）

月例マーケットウオッチ：2019年6月度 - 公益財団法人　東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201906_summary.pdf