中古マンションの成約件数は、ほぼ横ばい
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は6月10日、2016年5月度の月例マーケットウオッチを発表した。これによると5月の首都圏における中古マンションの成約件数は3,001件で、前年同月比0.2%とほぼ横ばい。成約平米単価は、3.7%増の46万9,700円。成約価格も2,991万円となり、3.6%上昇。いずれも2013年1月から、41か月連続で前年同月を上回っている。
地域別の成約件数は、東京都を除く各地域が減少し、埼玉県は5か月ぶりに前年同月を下回った。成約平米単価は、横浜・川崎市を除く各地域が前年より上昇し、東京都区部は2012年10月から44か月連続、多摩は13か月連続で前年同月を上回る結果となった。

中古戸建住宅の成約件数は上昇
5月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は1,142件。前年同月比10.8%増となり、8か月連続で前年同月を上回っている。成約価格は0.2%減の2,960万円で、ほぼ横ばいとなった。地域別の成約件数では、すべての地域が前年同月比で増加もしくは横ばいとなり、神奈川県他は14か月連続、多摩は10か月連続で前年同月を上回っている。成約価格は東京都区部、横浜・川崎市、埼玉県が前年比で上昇し、東京都区部は3か月続けて前年同月を上回った。
http://www.reins.or.jp/201605_summary.pdf