どうなる?老後の生活
三井住友アセットマネジメントは4月27日、「老後生活資金と退職金」に関する意識調査の結果を発表した。全国の20代から60代の男女1,200名を対象したもの。調査結果から、60歳以下のリタイヤ世代が想定する老後生活資金と、60代が実感している老後資金の認識に、大きな差があることがわかった。

リタイア後の生活費は現役世代の想定よりプラス400万円
調査では20代から50代の全世代にわたって、男女問わず老後に不安を感じていることが明らかになった。約80%が老後の生活に不安を感じており、生活水準が下がると覚悟している。不安要因でもっとも大きいのが、老後の生活資金の不足で、約8割が金銭面に不安を感じると回答した。
また、老後のために資金の準備を行っている人は33.1%と、低い水準にとどまっていることもわかった。退職のタイムリミットが迫っている50代でも、資金の準備を行っている人は44.0%。過半数が資金的な備えがないままに、老後を迎えようとしているのが現状だ。
20代から50代が想定する老後の生活資金は約2,900万円だが、60代は約3,300万円が必要と回答している。想定と現実では、400万円もの開きがある。
また、60代の退職世代がすすめる、資金準備をスタートする年齢は35歳。三井住友アセットマネジメントのシニアストラテジスト 市川雅浩氏は
資産運用の基本は、資産と時間を分散し、長期にわたって継続することです。そのため退職世代のご意見通り、投資を早い段階で始めて老後に備えることは、極めて理にかなっています
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
とアドバイスしている。
(画像はプレスリリースより)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000018990.html