「八千代物流センター」の再開発が成功。「J-REIT自らが行う再開発」を第三の成長戦略に
日本ロジスティクスファンド投資法人(以下、JLF)は千葉県八千代市で進めていた「八千代物流センター」の再開発事業完了に伴い、2014年12月17日に竣工式を同施設内で執り行ったことを発表した。
JLFは過去にも大東物流センター(2010年7月竣工)の施設の一部を再開発しているが、今回の八千代物流センターで保有物件の全面的な再開発を成功させたことになる。
J-REITが保有する物件を自ら再開発することで、開発利益を外部に流出させることなく高い収益性をJ-REITの投資家に還元することが可能だ。
JLFは今回の再開発の成功により「J-REIT自らが行う再開発」を外部成長(物件取得)、内部成長(賃料上昇)に続く第三の成長戦略として位置づけ、今後も継続的に保有物件の再開発を進めていく方針だ。
TOTO株式会社と株式会社日立物流が入居予定
八千代物流センターは千葉県を中心とした地域配送に加え、首都圏全域をカバーする広域配送拠点としてのニーズも期待できる八千代エリアの工業団地内に位置し、4階建て、床面積約58,000平方メートルの大規模マルチテナント型物流施設として再開発された。現在の物流施設に求められる基準を全て満たす汎用性の高い施設となっており、幅広い業種のテナントニーズに対応できる高機能なスペックを備えている。また、テナント企業のBCP(事業継続計画)拠点としての役割だけではなく、地域の安全・安心に役立つ様々な工夫が施されている。
なお、全フロアのテナントは既に入居が決定しており、1階はTOTO株式会社が関東及び東北地方をカバーする拠点として利用、2階から4階は株式会社日立物流が荷主企業の全国的な中核拠点として利用する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
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