武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合の設立を認可
東京都は、武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合の設立を認可した。品川区小山三丁目の約0.9ヘクタールの敷地に、地上40階建ての複合施設を建築する。
武蔵小山駅周辺地区は、昨年2月に策定された「品川区まちづくりマスタープラン」で「地区活性化拠点」に位置づけられているため、品川区の西の玄関口にふさわしい空間づくりを目指す。

ゆったりと安全に過ごせる地域の交流拠点となる施設
武蔵小山パルム商店街と共存しながら、武蔵小山駅に隣接する有利な立地特性を生かした商業フロアも展開する。これまで培われてきた活気のある街並みを継承しつつ、地区住民や来街者の活動・交流拠点として機能させる方針だ。このため、「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」の街区再編まちづくり制度を活用して、密集市街地の解消を進めるという。
同時に、災害時の一時避難者や帰宅困難者の受け入れに備え、備蓄倉庫を設置するなど、防災機能の強化も図る。
また、地区の骨格となる主要道路や、駅前の商店街を周遊できる歩行者優先道路などを整備し、安全で快適な移動空間も作る。
事業の名称は「東京都市計画 武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」。平成28年1月より工事を開始し、完成は平成30年10月の予定。総事業費は約336億円を見込む。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/05.htm