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SIA不動産投資法人、第1期決算を発表

2014/4/17 17:00

1口当たり分配金は4,884円
SIA不動産投資法人は4月15日、第1期(2014年2月期)決算を発表した。これによると第1期の純利益は3億6,600万円で、1口当たり分配金は4,884円。

第1期末時点の保有物件は20件で、取得価格の総計は747億2,600万円。ポートフォリオ全体の稼動率は、88.5%となっている。大口テナントの解約により90%台を切ったものの、各物件のテナント誘致は順調に進んでいるとのことだ。

(画像はプレスリリースより)

第2基、第3期の運用見通し
第2期(2014年8月期)の見通しは純利益が10億100万円、1口当たり分配金は13,331円となる見込み。上場が昨年10月だったため、第1期は稼働期間が5か月しかなく、上場費用の支払いも発生した。第2期からは通常稼働となるため、利益は大幅に上がる。

続く第3期(2015年2月期)は、純利益が8億4,800万円、1口当たり分配金は11,300円と予想される。賃料から管理費や固定資産税などを差し引いた純収益(NOI)が減少することや、資産運用報酬が増えることなどが要因だ。

(画像はプレスリリースより)

ポートフォリオの質の向上、LTVの低下を目指す
SIA不動産投資法人はハイグレードオフィスビルと、商業施設を投資対象とするJ-REIT。特に、東京都多摩地区の大型物件「Jタワー」を中心に、オフィスビルへの投資に力を入れている。成長戦略目標として2年以内に1,000億円、3~5年をめどに2,000億円にまで資産規模を拡大させるとしている。

財務内容をみると、現在の有利子負債残高が441億4,000万円。投資総額の内、負債残高が占める比率(LTV)は、53.5%。借入金返済に消費税還付金を充てたため、LTVはやや低下した。金利上昇リスクを避けるために、引き続き有利子負債比率の低下を目指す。

また、取り引き金融機関を拡大させ、バランスのとれたバンクフォーメーションの構築や、借入金の無担保化も重要な成長戦略に挙げている。

外部リンク

SIA不動産投資法人のプレスリリース
http://www.sia-reit.com/file/news-147f4a2.pdf

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