三井不動産株式会社は4月8日、日本橋室町三丁目「（仮称）日本橋室町三丁目地区市街地再開発計画」において、都市ガスを燃料とした大型の高効率発電機を導入すると発表した。

都市ガスを燃料とした大型の高効率発電機、いわゆるガスコジェネレーションシステムを活用した電気と熱を供給する事業で、東京ガス株式会社と共同で推進し、2019年より供給開始の予定だ。

開発区域内や区域外の三井不動産が所有・管理する施設はもちろんのこと、他の既存オフィスビルや商業施設などにも「電気」と「熱」を供給する。

都市部をスマート化する事業は、現在、国や東京都が推進中の「面的街づくりによる低炭素化」を実現すると同時に、都市防災力を飛躍的に高め、東京の国際競争力向上に大きく寄与すると期待される。

震災時にも供給が途絶えなかった「非発認定中圧ガスライン」を利用し、万が一の事態で電力供給が停止した場合でも、ガス発電により各ビルへの電気の供給が可能となる。

省エネ効果の高いエネルギーを、開発区域外の既存の施設に供給することは、発電時の廃熱を無駄なく使い切り、エネルギーの最大有効利用を図る効果がある。

都心部の既存街区に自立分散型電源による電気供給は、日本では初めての試みとなる。

三井不動産株式会社のニュースリリース
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