「深遠なる「アパートポエム」の世界」
日本ファイナンシャルアカデミー株式会社はファイナンシャルアカデミー不動産投資の学校講師である束田光陽氏のコラム「深遠なる「アパートポエム」の世界」を公開したことを発表した。
これは、ビジネスの第一人者からのインタビューやコラムを通し、金融や経済に関して学ぶことを目的として、ファイナンシャルアカデミーが発行している無料のwebマガジン「ファイナンシャルマガジン」上で公開されたもので、「日経新聞 電子版」に掲載された記事「マンション広告に躍る「ポエム」建築を包む物語」の紹介や、不動産投資の世界におけるアパート名がポエム化している現象などについて述べた内容となっている。
進行するアパート名のポエム化現象
「日経新聞 電子版」によると、最近の新築分譲マンション販売広告では、マンションに似つかわしくないポエム的(詩的)な抽象表現が多用されている状況だが、その原因として高級マンションの価格が高いことの正当性をアピールする際に「土地の仕入れ値が高いからです」という本音が言いづらいことや、不動産業界の自主規制で、「最高級」や「日本一」といった過剰表現が使えないことなどが挙げられる。束田氏によると、このことは不動産投資の世界においても同様で、20年前と比較して、現在はアパート名のポエム化現象も進んでおり、物件名にフランス語や、スペイン語などを使用する例も出てきている。
アパート名のポエム化が進むと、「電話口で相手に住所を伝えるときに、物件名をなかなか聞き取ってもらえず何度も言い直さなければならない」、「友人にマンション名を覚えてもらえない」などと言った支障が出てくる可能性もあるので、物件名は覚えやすく、名前負けしないくらいのものがちょうど良いのではないかと述べている。
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