駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2025年6月3日、都営地下鉄新宿線・新宿駅~森下駅間の駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとにして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年1月から3月までの3ヵ月間に集計されている。

大半の駅エリアが2桁の大幅上昇を達成
今回の発表によると、都営地下鉄新宿線の新宿駅~森下駅間における中古マンション価格の最高値は、878万円の神保町駅がマークした。同エリアは、前期から引き続き事例数が同路線で最少であり、平均築年数が16.9年と築浅化も進んでいる。今期の同区間では、大半の駅エリアが2桁の大幅上昇を達成。中でも九段下駅は、前年比で38%台もの上昇率を示した。同様に市ケ谷駅も、価格が前年比で100万円を超える上昇を果たしている。曙橋駅もまた、事例の築浅化により平均築年数は28年まで若返り、価格も465万円をマークした。
全線の平均坪単価は、361万円
なお都営地下鉄新宿線全線(新宿駅~本八幡駅)における中古マンションの平均坪単価は、361万円となった。前年と比べると、価格で59万円、比率で19.7%上昇している。事例数は前年より704件減って2310件となり、平均築年数は28.3年から27.4年に若返った。(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/7403/