「中古マンションのリセールバリューランキング」発表
株式会社東京カンテイは5月7日、「分譲マンションの収益ランキング2024(首都圏)」を発表した。このランキングは、2014年に取得した新築マンションを10年間賃貸運用し、2024年に売却した場合の想定差益をもとに算出されたものである。

東京メトロ「半蔵門」がトップ、年利回り30%超
2024年時点で最も“お買い得だった”駅は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」だった。10年間の差益は坪1,452.0万円(70平米換算で3,074万6,000円)にのぼる。内訳は、運用益が坪302.5万円、売却益が坪1,149.5万円で、いずれも調査対象の230駅中でトップ。年利回りも唯一30%を超え、30.06%を記録した。
2位は東京メトロ南北線「六本木一丁目」、3位は東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」で、いずれも差益は1,000万円の大台を超えている。
港区の駅が上位を独占、価格・賃料ともに上昇傾向
全体的に、中古マンション価格の高騰に加え、賃料相場の上昇も影響し、収益性は改善した。上位30駅における年利回りの平均は18.58%と、前年から3.68ポイント上昇した。また、上位30駅のうち23駅がJR山手線エリアに該当し、そのほとんどがJR中央線よりも南側に位置している。
アドレス別に見ると、港区の駅が14駅と最多。次いで渋谷区が6駅、千代田区が4駅だった。このほか、オフィスビル開発が進む中央区・日本橋エリアからも3駅がランクインしている。
(画像はプレスリリースより)
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