旭化成ホームズが二世帯同居について調査
旭化成ホームズ株式会社は、親子が同居した時に生活エネルギー消費量がどのように影響を受けているのかという調査研究を行った。その調査報告書が「暮らしの『場』を重ねる二世帯同居とエネルギー消費の関係」である。今回は、両世帯の生活がどのぐらい分離しているかという住宅の形態や、生活パターンがエネルギー消費にどのぐらい関係しているのかということを調査している。その結果、それぞれ単世帯に比べると、ほぼ分離している二世帯住宅では生活エネルギーの消費量が約2割少ない、また生活がもっと密接している二世帯住宅の場合は、3割程度少ないということが判明した。
とくに一緒に夕食をとっている場合は、よりエネルギー消費量に影響を及ぼすということや、ライフステージが変化した時にはエネルギー消費量も変化するということがわかった。

二世帯同居の場合は生活の重なりによってエネルギー消費量が違う
二世帯同居の場合は、様々なパターンが考えられる。二世帯同居の場合はどのぐらい生活の「場」が重なっているかということによって、エネルギー消費量にも影響がある。ほとんど生活の「場」が重なっていない場合には、エネルギー消費量は単体家族に比べるとそこまで変わらない。またそれ以外に重要なのは、建物の形態とエネルギー消費量の関係 である。キッチンや浴室、トイレなどを共用にしている場合には、単体家族に比べるとかなりエネルギー消費量を抑えることができる。とくに浴室が1つである場合は、2つに比べると13.0%小さくなるということが判明した。
平日に家族が同じ場所で食事をしている場合は、エネルギー消費量が21.2%少ない。理由としては食事をする時に使用している部屋の照明や、家電製品の使用に使われるエネルギーが減るということだけではなく、食後に同じ場で過ごす時間が多いことから、エネルギー消費量に変化があるということがわかった。
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旭化成ホームズ
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