前年同月とほぼ同水準!
国土交通省は、2012年9月分の「木造3階建て及び丸太組構法建築物の建築確認統計」を発表した。
平成24年9月の主な動向
平成24年9月の木造3階戸建て住宅の棟数は、2,097棟であり前年度同月比は99.3%と0.7%の減少となった。内訳として防火地域内の棟数は31棟であり、準防火地域内においては1,597棟と、前年度同月比で103.1%と3.1%の増加となった。また木造3階建ての共同住宅の結果は、棟数59棟・戸数502戸となっており、前年度同月比は92.2%(7.8%の減少)、97.9%(2.1%の減少)と減少する結果であった。内訳としては、防火地域内の棟数は1棟のみ、準防火地域内においては棟数が34棟であった。また4階建ても1棟確認された。
丸太組構法建築物に関しては、44棟となり、前年度同月比66.7%と33.3%の大幅な減少であった。
木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物について
木造3階建て住宅は、建築基準法の改正により順次準防火地区および防火地区での建築が可能となった。平成4年の建築基準法の改正では防火地域、準防火地域以外で一定の基準に適合する木造3階建て共同住宅について建設が可能となった。枠組壁工法、在来軸組工法においても一定の仕様が耐火構造として国土交通大臣の認定を受け、防火地域における建設や4階建て以上の建設の可能性が拡大された。
上記の建築物の動態把握のため、国土交通省が特定行政庁等に対し、該当する建築物の建築確認申請の有無を調査、木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認における棟数等について調査・公表しているものである。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_.html