総額83億7,000万円で5物件を取得
いちごオフィスリート投資法人は4月8日、オフィスビル5物件を新たに取得した。取得したのは賃料が上昇している東京都心部や、今後も経済成長が期待できる名古屋市、福岡市、大阪市に所在する中規模オフィス5物件。取得時の平均NOI利回りは5.1%、平均稼働率は97.5%となっている。
鑑定評価額の総計は87億3,000万円だが、83億7,000万円で取得した。

2016年10月期の分配金は1,850円の見込み
いちごオフィスリート投資法人は、2016年4月期から2016年10月期までの目標として、オフィス特化型ポートフォリオの発展に向けた「1口当たり分配金の継続的な成長に向けた基盤構築」を掲げている。目標を達成するために、「資産規模の拡大と戦略的な資産入替の推進」に取り組んでおり、4月期に4物件の売却を予定している。今回の取得は昨年7月に取得した匿名組合出資持分によって得た優先交渉権を活用し、戦略的な資産入替を実施するもの。
なお資産の入れ替えにより、2016年10月期の運用状況の予想が修正された。修正後の純利益は前回予想より14.4%減の21億9,800万円だが、1口当たりの分配金は90円増の1,850円となる見込みだ。
同時に、2017年4月期の運用状況の予想も発表された。2017
年4月期の純利益は22億8,700万円、1口当たりの分配金は1,860円の見通し。
(画像はプレスリリースより)
https://www.ichigo-office.co.jp/module/_newsPdfReit/411.pdf
2016年10月期の運用状況および分配金の予想の修正、2017年4月期の運用状況および分配金の予想に関するお知らせ
https://www.ichigo-office.co.jp/module.pdf