会議や商談の機密を守る新システム
コクヨエンジニアリング&テクノロジー株式会社は11月20日、オフィス向け「サウンドマスキング」用スピーカー「Gマスキング」を発表。12月1日より受注を開始する。「Gマスキング」は空間を仕切る壁に内蔵できる「サウンドマスキング」システムだ。効果を均一にするため、コクヨファニチャー製のスチール製間仕切りのみの対応となる。

一定の大きさの音が常に聞こえている環境では、人間の耳は感度が下がり、小さな音が聞こえなくなるという特性を利用したスピーカーだ。
45dBは、WHO(世界保健機構)が「生涯浴びても聴力障害への影響はないと考えられる音圧レベル」とする70dBの数百分の一の微細なエネルギー。

35mmの壁にも内蔵可能
「Gマスキング」は、空間内部を仕切る壁として使用するパーティション内にスピーカーを組み込み、マスキング音を壁の両側にく流すことで、外部への会話漏れや、外側からの騒音を聞き取りにくくする。コクヨエンジニアリング&テクノロジー独自の方式で35mmといった薄い壁にも組み込むことができる。従来の天井埋設型に比べ、電話やテレビ会議、ウェブ会議でのマイクにマスキング音が入りにくく、会話が聞き取りやすいのも特長だ。
オプションのBGM機能やセンサー機能を活用すれば、より高いマスキング効果と、心地よい空間作りができる。会議室や応接室、オフィス内の打ち合わせコーナーに最適のシステムだ。
メーカー希望小売価格は機器(1chの専用コントローラー1台、スピーカー20台)で、2,500,000円~(税込み)。ただし、施工費のみで間仕切り代は除く。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm