“人と環境と住空間デザインとの真の融合”がテーマ
東京ガスは、8月から作品を募集していたデザインコンペティション「住まいの環境デザイン・アワード2014」の入賞者を発表した。今回で7回目の開催を迎える「住まいの環境デザイン・アワード」では、 “人と環境と住空間デザインとの真の融合”をテーマに、これからの住まいのあり方を示唆する良質なデザインの住宅事例を広く募集。
対象作品は、2010年10月以降に完成した日本国内の住宅で、戸建・集合・併用、注文・分譲、新築・リフォームいずれも可。都市ガスまたはLPガスを使用して生活する住宅。198点の応募があり、グランプリをはじめとする25点の入賞作品が選定された。

グランプリは、「SHIRASU」(設計:鈴木亜生)に
「住まいの環境デザイン・アワード2014」のグランプリは、作品名:「SHIRASU」、設計者:鈴木亜生/ARAY Architecture、施工:アルカンシェル、建物所在地:鹿児島県。この住宅は、太陽熱集熱による給湯や床暖房、雨水を利用した散水など、再生可能エネルギーや未利用エネルギーを活かすパッシブな手法を取り入れ、空気や温熱の環境に配慮するとともに、住む人の暮らし方に則した空間構成を考えている点が高く評価された。
また、建築材料には建設地である九州南部一帯に厚い地層として分布する細粒の軽石や火山灰などの堆積物「シラス」を用いて新しく開発した「シラスブロック」を使用。通常の建築材料ではなく高温多湿な現地の気候風土に合った材料を建築家が自ら採用・開発していく観点も評価され、グランプリに選出されたとしている。
同社では、シンポジウム・受賞者セレモニーを、リビングデザインセンターOZONE(東京都新宿区)3F パークタワーホールで2014年2月17日(15:00~18:00)に、また、受賞作品展を、リビングデザインセンターOZONE 7F リビングデザインギャラリーで2014年3月20日~4月1日(水曜日休館・祝日を除く)に開催を予定している。
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20140107-02.html
「住まいの環境デザイン・アワード2014」公式サイト
http://www.gas-efhome.jp/index.html