「ダブル発電」社宅で実証実験開始
JX日鉱日石エネルギーは、JXホールディングスの子会社で、石油製品の精製及び販売等を行う。石油元売では、日本最大手の企業だ。
「ダブル発電」とは、太陽光発電と燃料電池、蓄電池を組み合わせた発電法。実験の結果次第で、既設の集合住宅を対象に商品化を検討しているという。
エネファームと太陽電池のダブルコンボ
この「ダブル発電」には、まず家庭用燃料電池「エネファーム(ENE・FARM) 」の設置が必要になるようだ。エネファームは、「節電」を目的に開発されたシステムで、都市ガス・LPガス・灯油などを利用して発電させ、さらに発電時の排熱が給湯に利用される。
「社宅に住む16戸の電力消費量の約8割を自給」
できてしまうという。さらに、
「停電になった場合も10時間程度は自家発電でまかなえる。」
というから、災害対策の観点からも画期的な商品となることは間違いないだろう。実験結果が待ち遠しい「ダブル発電」
共同住宅での場合、太陽光単独では発電量が十分でないことが多いことから、燃料電池と組み合わせた「ダブル発電」という発想が生まれたという。今回の実証実験では、電力自給率の想定との誤差や、経年劣化による発電効率などが検証されるそうだ。
2011年3月11日に発生した東北大震災による原発事故などから、発電への関心が高まっているだけに、節電、節約、災害対策につながる「ダブル発電」への期待は大きい。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001207260004
JX日鉱日石エネルギー
http://www.noe.jx-group.co.jp/