区分マンションは連続で過去最高額を更新
不動産投資サイト「楽待」を運営する株式会社ファーストロジック(以下、ファーストロジック)は12日、同サイトのデータをベースにした投資用不動産市場調査の最新結果を公開した。2023年1~3月期分が対象で、この間に「楽待」へ新規で掲載された全国の不動産物件を調査している。
表面利回りは6.87%で、前期に比べ0.02%低下した。6.8%台後半での小幅な変動が続いている。

一棟物件も軒並み価格が上昇
2023年1~3月期の一棟アパートは、物件価格は7,495万円で、前期に比べ207万円の上昇となった。前期の2022年10~12月期は、前期比213万円の低下であったが、今回再び上昇に転じ、2022年7~9月期に記録した過去最高額の7,501万円に次ぐ高さとなっている。表面利回りは8.98%で、前期より0.02%アップした。長期的にみると価格の上昇から緩やかな低下となっているが、直近ではごく小幅な上昇を続けている。

表面利回りは7.52%で、前期に比べ0.11%の低下になっている。ごく小幅なマイナス基調で、長く横ばいから低下傾向にある。
ファーストロジックはこの結果を受け、今回の調査では全物件種別での価格上昇がみられたが、現在、世界に目を向けると各国で不動産価格の下落傾向が多く認められており、日本の投資用不動産が今後も高止まりを続けるのか、それとも新たな日銀体制による影響などから今後動きに変化が生じてくるのか、市場を注視すべき状況となっているとした。
(画像はプレスリリースより)
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