国内住宅リフォーム市場を調査
矢野経済研究所が国内住宅リフォーム市場の調査を実施し、その結果を発表した。
なおこの調査においての住宅リフォーム市場は、「10平方メートル超の増改築工事」「10平方メートル以下の増改築工事」「設備修繕・維持関連」「家具・インテリア等」の4分野だ。

2020年に8兆円まで拡大と予測
2013年の住宅リフォーム市場規模は、前年と比較して12.4%増の約7.0兆円
だ。「増改築に関わる費用」が前年と比較して9.0%増、「設備修繕・維持関連費」が前年と比較して15.7%増、「家具・インテリア」が前年と比較して4.2%減となった。
2014年の住宅リフォーム市場規模は、前年と比較して約6.8兆円、約2%減少すると予測されている。また国の政策やリフォーム適齢期を迎える住宅数の増加、事業者による提案強化による単価アップなどによって、大きく活性化された場合には2020年に8兆円まで拡大すると予測される。
2013年の住宅リフォーム市場規模を部位別の構成比では大規模リフォームが最も大きく24.9%だ。大規模リフォームは資産を持っている層を中心とした市場であるため、動向は株価と相関性が高い。
2013年は消費増税前の駆け込み需要と、株価上昇が大規模リフォームの成長要因になったと考えられている。
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0365490