持ち家は5か月連続、借家は3か月連続の増加
東京都は6月4日、2021年4月における「新設住宅着工統計」を発表した。統計によると、4月に都内で新設された住宅着工戸数は1万2176戸だった。前年同月比では持家、貸家、分譲住宅の全てが増加し、全体で4.8%のプラス。4か月連続で増加している。
利用関係別の動向をみると、持ち家の着工戸数が1363戸。前年同月比で18.5%増となり、5か月連続の増加となった。
貸家の着工戸数は5819戸だった。前年同月比5.6%増で、こちらは3か月連続で増加している。
分譲住宅の着工戸数は4951戸。前年同月比3.9%増加し、2か月連続の増加となった。分譲住宅の内訳をみると、マンションは3423戸。前年同月比8.7%増となり、2か月連続で増加している。一方、一戸建ては1512戸だった。前年同月比で4.1%減少し、10か月連続で増加が続く。
都心3区は68.6%の大幅減
地域別の住宅着工戸数をみると、都心3区(千代田区・中央区・港区)は95戸だった。前年同月比で68.6%減と大幅にダウン。3か月連続の減少となった。都心10区(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・渋谷区・豊島区)の着工戸数は3298戸だった。前年同月比3.0%増となり、2か月振りに増加へと転じた。
東京23区部全体の住宅着工戸数は9597戸。前年同月比で10.6%増加し、3か月連続で増加が続いている。
市部は2518戸。前年同月比13.1%減を示し、こちらは3か月連続で減少している。
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