分譲マンションの月額募集賃料を集計・算出
株式会社東京カンテイは、2020年2月13日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2020年1月版を発表した。同リリースでは、同社のデータベースに登録された分譲マンションの月額募集賃料を行政区単位に集計・算出し、その推移について考察を行っている。
4ヵ月ぶりに下落へ転じた首都圏
同リリースによると、2020年1月における首都圏の分譲マンション賃料は、2874円/平米となった。前月比ではマイナス2.1%となり、4ヵ月ぶりに下落へ転じている。都県別で見ると、東京都は前月比マイナス0.5%の3517円/平米となり、下落を示した。埼玉県もマイナス0.8%の1660円/平米、千葉県もマイナス1.5%の1593円/平米となり、共に下落。一方、神奈川県はプラス0.3%の2089円/平米となり、やや強含んでいる。
首都圏が下落へ転じた要因として東京カンテイは、東京都や埼玉県などで築浅事例が減少したことが影響したと、考察している。
マイナスとなった近畿圏と中部圏
2020年1月における近畿圏の分譲マンション賃料は、1856円/平米となった。大阪府が4ヵ月ぶりに上昇したものの、兵庫県が再び下落したことで、圏全体としては前月比マイナス0.1%となっている。中部圏は、前月比マイナス1.0%の1699円/平米となった。愛知県が下落したことで同圏の上昇傾向は一服したと、東京カンテイは考察している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T202001.pdf