近畿圏中古マンションの成約件数、前年比マイナス5.1%と再び減少
近畿レインズ(近畿圏不動産流通機構)は6月22日、「マンスリーレポート 2016年6月号 (No.042)」を発表した。5月の近畿圏中古マンション(専有面積:~350平米)の成約件数は、1,323件で前年比マイナス5.1%と、4月の増加から再びマイナスに転じた。成約平米単価は28.7万円/平米で、前年比プラス6.9%で、13年2月から40か月連続のプラス。また、新規登録の平米単価も、31.7万円/平米で、前年比プラス12.2%で、13年7月から35か月連続のプラスとなった。
また、近畿圏中古戸建住宅(専有面積:50~350平米)の成約件数は824件で前年比プラス5.4%となった。成約価格は、1,952万円で、前年比マイナス0.9%。新規登録の価格は、2,282万円で、前年比プラス3.0%。成約価格が下落する一方で売り物件価格は上昇が続いている。

大阪市の成約件数は14か月ぶりに下落
近畿圏中古マンションの地域別動向では、成約件数は、大阪市が283件で前年比マイナス4.4%と14か月ぶりに下落したほか、9地域中滋賀県、和歌山県を除く7地域で前年比マイナス。神戸市、京都府他、奈良県は2ケタ減となった。成約平米単価は、大阪市で40.5万円/平米で、前年比プラス16.1%となるなど、6地域で前年を上回り、成約件数が減少する一方で、中古マンションの単価の上昇が続いている。
近畿圏中古戸建住宅の地域別動向では、成約件数は、9地域中5地域が前年比で減少。成約価格も、9地域中5地域が前年比で減少となっている。
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近畿レインズ 「マンスリーレポート」
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