オープンハウス、名古屋で新事業を展開
オープンハウスは6月22日、名古屋圏にて新たに仲介事業、戸建・マンション開発事業を開始すると発表した。オープンハウスは「東京に、家をもとう。」のキャッチフレーズで、東京23区を中心に不動産仲介業を展開してきた。今年から新たに、名古屋圏でも事業拡大を目指す。

リニア新幹線の効果が期待される名古屋圏
名古屋圏は平成39年に、東京都と名古屋を結ぶリニア中央新幹線の開通が計画されているなど、今後の発展が期待されるエリアである。直近の経済動向をみても、自動車産業を始めとする製造業が活発で、失業率が低い。所得も東京都、神奈川県に次ぐ高水準で推移しており、世帯数が増加している。これに加え、共働き世帯数も東京都、神奈川県に次いで多く、通勤時間が短くてすむ都市中心部において、住宅ニーズが高まると予測される。
オープンハウスはこれらの状況から、名古屋圏でも新たな事業展開が可能と判断した。名古屋に新たな事業所を開設し、今年10月から事業をスタートさせる予定だ。
ただ、リニア新幹線に関しては、ストロー効果を懸念する声も多い。東京から直通で、40分で通えるため、リニア新幹線の開通後は名古屋圏が東京圏の通勤圏に吸収される恐れもある。
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