グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッドが上場
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッドは子会社が運用する不動産投資法人に対して、GLPグループの会社が保有する30棟の物流に関する施設を約2,090億円で売却することに合意した。J-REITの投資は東証に12月21日、新規上場することになっている。GLPではJ-REITが発行することになっている、投資口の約15%を保有することを予定している。GLPは売却によって約840億円の手取り金を受けとる予定だが、これによる資金は、主に日本や中国などの物流施設への投資と考えている。それ以外にもGLPグループが保有する3棟の施設についても、売買の予約に関する契約をすでに締結している。

GLPは世界有数の物流施設を保持
GLプロパティーズ株式会社というのは、世界有数の先進的物流施設プロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人のことである。日本国内の主要な7都市83棟の物流施設を運営している。そのため都市の生活や経済活動を支えるインフラとして重要であり、高機能また環境に配慮した物流施設を保持している。副会長のジェフリー・シュワルツは「J-REITの上場を大変嬉しく思っている。今回のことはファンド運を強化できるだけでなく、これによって創出される収益が、株主の価値を向上させると期待している」と感想を述べた。 シンガポール証券取引所の上場規制によって、GLPは株主たちの承認を得るために、株主に対してJ-REITについての詳細な説明を行う。そのために近日中に臨時株主総会を招集することにしている。
http://www.glprop.com