一口当たり分配金は6,318円
MIDリート投資法人は8月19日、平成26年6月期(平成26年1月1日~平成26年6月30日)の決算を発表した。MIDリート投資法人は、大阪圏のオフィスビルに重点投資するJ-REITで、スポンサーは関西電力。決算短信によると平成26年6月期の純利益は、対前期比1.3%減益の11億6,000万円。一口当たり分配金は、前期より90円減の6,318円となった

次期の一口当たり分配金は5,800円の見込み
平成26年6月期は不動産等の売買は行わなかったが、テナントの動きは活発で、新規にテナントを獲得。当期末時点の稼働率は前期比1.9ポイント上昇し、98.0%となった。しかしながら、ポートフォリオの中核となるツイン21、松下IMPビルが立地する大阪ビジネスパーク(OBP)は、取引利回り、地価動向ともに横ばいで推移。大阪のオフィス賃料が思うように伸びないことや、築年数を経過している既存物件では修繕工事費等も増加しており、増収には至らなかった。
次期となる平成26年12月期(平成26年7月1日~平成26年12月31日)の業績予想では、純利益が今期より8.2%減益の10億6,500万円、一口当たり分配金は5,800円となる見通しだ。
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