分譲マンションにて省エネ実証の結果を発表
野村不動産とファミリーネット・ジャパン(略称:FNJ)は、分譲マンション「プラウド船橋 一街区・二街区」にて、2013年8月から実施している省エネ実証の結果を発表した。今回の調査に参加した人を、料金体系として、スマートプランか従来型料金体系か、見える化画面の有無について、省エネアドバイスの有無などによって、5グループに分けて実験を行った。その中でスマートプランと見える化、省エネアドバイスレポートの提供によって、夏季需給ひっ迫時間帯におけるピークカット(kW低減)効果が、約11%。省エネ(kWh削減)効果が約7%という結果であった。

今後新たなサービスを実施
見える化画面においては「30分単位の電力消費量(kWh)」及び「瞬時値」、それぞれを表示できる見える化サービスを提供している。また省エネアドバイスレポートでは、住戸ごとのスマートメーターで計測したデータをもとに電力消費傾向を分析。その結果を、節電呼び掛け時間帯や使用パターンのレポートとして配信を行った。2014年4月からは、電力波形から何の家電かを自動識別し、様々な家電を個別に電力使用量を計測や見える化する新しい技術である「ディスアグリゲーション技術」を用いた、次世代の電力見える化サービスの実証実験も開始する。
このサービスは、インフォメティス株式会社から技術提供を受け、実際のサービスとして利用を想定したトライアルとし、一部対象世帯へサービスの提供を行っていく。
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