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「CYARea!」、収益不動産のシナリオ自動組成機能を追加搭載

2023/5/1 20:00

不動産プロフェッショナルが行うようなストレステストの新機能
株式会社レアプレ(以下、レアプレ)は4月27日、同社が不動産分析クラウドサービス「CYARea!」β版で提供している「シミュレーション」画面を刷新し、新たに収益不動産のストレステスト機能を追加搭載したと発表した。

不動産鑑定士や金融機関、熟練投資家など、プロが検証対象とする不動産において実施する、さまざまなシナリオ組成による分析テストを自動で実施、得られたデータを簡単に一覧表示で取得できるようにしたものとなっている。

「CYARea!」とは
不動産分析クラウドサービス「CYARea!(ちゃりー!)」は、これから不動産投資を始めようとする人や、投資経験・知識が限られる人でも、すぐに付加価値の高い収益不動産を見出し、分析することが可能になるようにするツール。

土地の物理的特性や効用特性、市場ニーズなど、個々の違いが大きく、蓄積データが存在していても、十分なデータ活用が難しいとされてきた収益不動産の投資・経営領域での新たなテクノロジーソリューションを提供し、収益性・生産性向上への最適な道筋を示すサービスとして注目されている。

「CYARea!」では、β版リリース時から「物件別収支分析」画面を用いた収支状況の把握をユーザーに推奨している。「物件別収支分析」画面では、検討対象の不動産における経営収支状況と、所定標本の不動産情報に基づいて算出された各収支項目の比較値で構成された収支分析情報を、簡単に確認できるようになっており、その不動産が収益性に優れる物件か、費用性に優れたあまり追加費用をかけずに運用できる物件かなどを把握した上で、運用の見直しや最適化を検討することができる。

ストレステストでさらに将来への見通しも開ける!
今回追加実装された「シミュレーション」画面での「ストレステスト」機能は、さらに検討対象不動産の経営収支状況について、各収支項目の比較値に基づく悲観的シナリオ、中立的シナリオ、楽観的シナリオを自動組成してくれる。

そして、各シナリオにおける運営純収益(NOI)、経費率、DSCR(元利金返済カバー率・借入金償還余裕率)、物件価格、累計キャッシュフローの変動幅(レンジ)といった重要項目を一覧で分かりやすく表示、気になった時にいつでも確認できるものとした。

レアプレによると、資金条件の検討状況によるキャッシュフロー予測や、収支のアップサイド・ダウンサイドの各可能性がどれほどかといった検討をダイレクトにサポートしてくれる点で、他に類を見ない画期的機能になっているという。

また「CYARea!」がもともと有している特徴として、住宅系物件はもちろん、オフィスビル、商業施設、ホテル、ロジスティクスなど幅広い用途の不動産に対応しているという点があるため、この新機能でも、それぞれのマーケットに応じて形成される代替競争の関係性も勘案したデータになっている。

新機能を使いこなすことにより、現時点での経営収支状況ボラティリティを正しく理解でき、投資家は不動産経営を将来も失敗することなく続けていくために満たすべき前提条件や、不測の事態における緊急予備資金がどのくらい必要かといった検討を深めることが可能になる。

よって、投資適格事案を冷静に分析、整理して捉えることができ、その不動産への検討を進めるに値するかどうか、最終判断を下すことなど、従来難しかった意思決定が容易になると考えられている。

利用は会員登録などの手続きを行わずとも、無料で可能。回数制限なども設けられていない。確かな分析力をもって続ける不動産投資と運用を、テクノロジーで叶えるサービスとして、ぜひチェックしておきたい。

外部リンク

株式会社レアプレによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000003.000088799.html

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