山梨県は、住宅への太陽光発電普及のため、県民が自宅に合ったモデルプランを比較検討し安心して設置できるよう、安価で安心な「やまなし型住宅用太陽光発電モデルプラン」を公表した。

平成25年6月21日から7月31日の間、県内事業者から募集したプランを県が審査、採択したもので、設置規模の標準は、県内戸建住宅に適した4kW。既設住宅への設置のためのプランとなっている。

「やまなし型住宅用太陽光発電モデルプラン」では、プラン共通の設定として、住宅は南向き、2階建て、屋根はガルバリウム鋼板の勾配5寸。設置規模は、概ね4kWとし、1kWあたりの設置単価は税抜き40万円未満（工事費、モニター、手数料等を含んだ金額であって、国補助金分は差し引く）となっており、プラン有効期間は平成26年3月31日。

屋根の形状ごとに、「切妻屋根（Aモデル）」と「寄棟屋根（Bモデル）」に分けわれ、それぞれに11事業者のプランが登録されている。また、共通設定以外の自由提案である「Cモデル一覧」もある。

利用方法は、事業者との契約や交渉に、県は関与せず、自宅の事情に合ったプランを選び、すぐに契約の相談をしたい場合は、直接、希望の事業者に連絡。事業者の営業活動を受けずに自宅について見積りを取りたい場合や、複数社の見積りをじっくり比較したい場合には、プラン窓口である「NPO法人フィールド’21」へ連絡。見積り後、契約へと進む場合は、自身で事業者と連絡を取るようになっている。

山梨県　「やまなし型住宅用太陽光発電モデルプラン」
http://www.pref.yamanashi.jp/energy-seisaku/modelplan.html