空室率9月度は3ヶ月ぶり6パーセント台
三幸エステートがまとめた「オフィスマーケット2013 10月号」によると、2ヶ月続けて5パーセント台だった都心の大規模ビルの空室率が3ヶ月ぶりに6パーセント台に悪化したことがわかった。同報告によると、建て替え移転需要は、BCP(事業継続計画)や環境ニーズの高まりで底堅さがみられたが、5、6月の6パーセント台から7、8月は5パーセント台へと好転していた空室率は、9月は0.28ポイント上昇して6.23パーセントとなった。
原因としては、港区港南エリアの大規模ビルが新築自社ビル移転に伴う募集床2万坪弱が現空面積として発生したことがあり、結果、空室率が上昇したとみられている。
千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の区別空室率は、港区以外の4区が低下となり、特に渋谷区が1パーセント台まで低下したものの、港区が7.9パーセントへ大幅上昇となった。
募集賃料は上昇
1坪あたりの募集賃料は、19,021円(前月比120円上昇)と4ヶ月ぶりに上昇した。賃料上昇の原因は、募集条件の値上がりより、値ごろ感のある物件の先行確保と割安物件の募集床解消により平均賃料が上昇した影響とみられる。三幸エステート
http://www.websanko.com/