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竹中工務店、建築基準法施行令等改正に向けて体制を強化

2013/5/28 13:20

震災で天井が落ちてきた数、約2,000件
東日本大震災では体育館大型商業施設、工場、劇場といった大規模施設の天井が多数脱落した。

日本建設業連合会の調査によると、比較的新しい建築物でも天井が脱落した例が見られており、落下件数は全体で、約2,000件にも及び、かつてない規模で被害が生じている。

天井落下の被害を未然に防ぐために、国土交通省は大規模空間の天井を「安全上重要である天井」と呼ぶことに定め、「吊り天井脱落防止に関する建築基準法施行令等改正」を5月に実施する予定だ。

天井が落ちてくる事故を防ぐために法を改正
法改正を受けて竹中工務店は5月23日、「非構造部材耐震性対応体制」の増強を発表した。

竹中工務店では昨年6月、本社をはじめ、大阪・東京・名古屋に営業・設計・技術機能を集結した対応チームを設置した。今回の体制強化では、チームに見積もり・調達・品質管理機能を加え、より迅速な対応を目指す。

今後は、天井脱落防止におけるニーズの多様化が予想される。ため、体制強化に加えて改正法令の対象とならない建築物の安全性の確保も考慮した。「天井の耐震・脱落対策に関するガイドライン」を策定しており、さらなる耐震強化を図る。

外部リンク

株式会社竹中工務店のニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2013/05/03/index.html

「建築物における天井脱落対策試案」に関するご意見募集について - 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/report/press/

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