高齢者向けローンにメガバンク参入
みずほ銀行は7月より、高齢者向け個人ローン「リバースモーゲージローン」の取り扱いを開始する。「リバースモーゲージローン」とは、高齢者を対象とした、持ち家(自宅)を担保に融資するサービスで、メガバンクでは初の試み。ただし、持ち家といっても、土地を担保に融資するため、マンションや借地権の一戸建ては対象外となる。
終身融資で、期間中は元利金の返済が不要。基本的には契約者が死亡した際に、自宅を売却するなどして一括返済する。まず東京都内で取り扱いを開始し、順次、実施地域を拡大していく。

老後の生活を豊かにするための1つの選択肢
公的年金への不安など、老後の生活に対する不安は大きくなるばかりだ。年金収入だけでは心もとないと考える人も多い。自宅の資産価値を活用する「リバースモーゲージローン」はでは、より豊かな老後の生活設計を提案するため、老人ホームの入居保証金にも対応する。
現在官民双方が高齢者ニーズに応える金融商品やサービスの在り方を、中古住宅の活用と合わせて議論をすすめており、厚生労働省も2002年に「長期生活支援資金貸付制度」を創設。居住する不動産を担保に、融資を実施している。
高齢者向けローンにメガバンクが参入したことで「リバースモーゲージローン」の認知度が上がり、需要が高まると予想される。
http://release.nikkei.co.jp/detail
株式会社みずほ銀行
http://www.mizuhobank.co.jp/index.html