積水ハウス株式会社と本田技研工業株式会社は、人々が自宅で豊かな生活を送れるような住まいを創造するために、パーソナルモビリティーである「UNI-CUB」や「歩行アシスト」のヒューマノイドロボット研究で生まれたロボティクス技術を住宅で使うことができるのか、可能性を検証していくことを共同で行なっていくと発表した。

積水ハウスは、長期間に渡ってユニバーサルデザインの研究を行っている。Hondaは、新製品の創造や技術進化を目指しており、1986年に設立した「基礎技術研究センター」では、人の役に立って、人間社会の生活を豊かにすることの実現に向けて、「ASIMO」などのロボティクス研究を進めている。

ノウハウやスマートハウス、スマートタウンに関する実績を持っている積水ハウスと、ロボティクス研究を行ってきたHondaと共同研究することによって、住宅内で活用できるように検証していく。

（ニュースリリースより）この研究は、積水ハウスが「グランフロント大阪」の「ナレッジキャピタル」内に開設する「住ムフムラボ」や総合住宅研究所を推進していく計画である。「UNI-CUB」や「体重支持型歩行アシスト」などのロボティクス技術を住宅でどのように活かすことができるのかについて、検証、評価をしていく。その結果を定期的に発信していきながら、「共創」することによって、ロボティクス技術の実用化の加速を目指す。

両社は人の暮らしを豊かにするという共通理念をもとに、双方の強みを生かしたスマートハウスの実現に向けて、エネルギーの地産地消に取り組んで、生涯を通じ暮らしを支えることができる新たな機能を創造する。

今後はロボティクス技術を用いた新築や、既築住宅においての歩行などの動作支援を主としたQOLの向上を目指して、スマートコミュニティーにおいての安心感と、移動がしやすい空間を実現する、技術についての実証や協業のビジネスモデルを目指す。

積水ハウス　HONDA　ニュースリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/