国土交通省は10月1日、「平成23年 全国屋上･壁面緑化施工実績調査結果」を発表した。

調査は、平成23年における全国の屋上・壁面緑化の施工実績について、全国の造園建設会社や総合建設会社、屋上・壁面緑化関連資材メーカーなど計453社アンケート調査を行い、屋上・壁面緑化の実績の集計をしたもの（回収217社）。

＊画像は　国土交通省ニュースリリースより
調査結果によると、平成23年中の単年施工面積は、「屋上緑化」で少なくとも約25.2ヘクタール、「壁面緑化」で少なくとも約8.9ヘクタールとなり、「壁面緑化」は、単年で過去最高の施工面積。

平成12年から平成23年の12年間の累計施工面積は、「屋上緑化」では約330ヘクタール、「壁面緑化」では約48ヘクタールが整備された。

また、「屋上緑化」・「壁面緑化」の施工件数と建築着工数との関係では、「屋上緑化」・「壁面緑化」の施工件数は、平成21年は平成20年に比べてそれぞれ22.5％、4.7％減少。同時期は、建築着工数も20.2％減少。建築着工数は、平成22年から平成23年はほぼ横ばいで推移したが、同時期の「屋上緑化」・「壁面緑化」の施工件数は、横ばいまたは微増傾向で推移すると推定される。

「屋上緑化」・「壁面緑化」の１件あたり施工面積の推移では、平成23年は22年に比べて、「屋上緑化」は減少、「壁面緑化」は増加すると推定されるとしている。

国土交通省ニュースリリース
http://www.mlit.go.jp/common/000226335.pdf