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ペット可物件の需要増も供給は2割未満 LIFULLが実態調査

2025/5/31 12:00

LIFULL HOME'Sがペットとの住まい探しに関する調査を実施
株式会社LIFULLは5月29日、同社が運営する不動産情報サービス「LIFULL HOME'S」において、「ペットとの住まい探しの実態調査」の結果を発表した。

この調査は、ペット可賃貸物件の契約経験者1,100人と、LIFULL HOME'Sに加盟する賃貸仲介業者131人を対象に、4月15日~4月29日に実施された。

ペット可物件は全体の2割未満、賃料は高水準ながらも成約は早い
調査によると、「ペット可」物件の割合は19.3%にとどまり、ペット飼育世帯の割合(28.6%)と比べて供給が不足している現状が浮かび上がった。

平均賃料はペット不可物件よりも3万4,518円高い11万2,771円だったが、掲載期間は16.6日短く、早期に成約する傾向が見受けられた。

飼い主の9割が住まい探しに不便を実感、近隣トラブルも6割超
ペットとの住まい探しを経験した人の91.6%が「不便を感じた」と回答した。

その理由として最も多かったのは「ペット可物件の数が少ない」(34.4%)。そのほかにも、「家賃や敷金の追加費用」など金銭面での負担が挙げられた。

また、入居後に近隣住民から注意や要請を受けた経験がある人は66.5%にのぼり、鳴き声やにおいなど、ペットをめぐるトラブルへの配慮が求められている。

オーナーが「ペット不可」とする理由で最も多かったのは、「破損や汚れが発生し、修繕費や回復期間が長くなる可能性があるため」で、74.2%を占めた。

次いで「実際にトラブルを経験した」が39.3%だった。言い換えれば、実際にトラブルを経験していないオーナーは6割超であり、不動産会社からは「イメージ先行で不可とするケースもある」との声も寄せられている。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

株式会社LIFULLのプレスリリース
https://lifull.com/news/43335/

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