最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内の物件
株式会社東京カンテイは、2018年11月20日、首都圏・近畿圏などにおける2018年10月の中古一戸建て平均価格を発表した。この平均価格は、敷地面積が100~300平米で、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内であり、土地・建物ともに所有権の木造物件を対象として算出されたもの。

東京都は前月比プラス3.5%の5617万円
首都圏における2018年10月の中古一戸建て平均価格は、3659万円となった。前月比ではプラス3.5%となり、3ヵ月連続で上昇した形となっている。都県別に見ると、東京都は前月比プラス3.5%の5617万円となり、3ヵ月連続で上昇をマーク。埼玉県もプラス2.5%の2458万円、神奈川県もプラス0.8%の3926万円となり、共に連続上昇を示している。千葉県はマイナス4.8%の2100万円となり、4ヵ月ぶりに下落へ転じた。
千葉県が弱含んだが、首都圏の他の都県はいずれも上昇した点に、東京カンテイは注目。首都圏全体で見ても上昇傾向を強めていることを、指摘している。
近畿圏は反転上昇、中部圏は3ヵ月ぶりに下落
近畿圏の中古一戸建て平均価格は、前月比プラス3.0%の2593万円となり、上昇へ転じた。主要3府県を見た場合、兵庫県が下落を示したものの、大阪府と京都府は反転上昇し強含みとなっている。中部圏では、前月比マイナス1.7%の2290万円をマークし、3ヵ月ぶりに下落を示した。しかし、愛知県の平均価格はプラス1.3%の2871万円となり、3ヵ月連続で上昇している。
福岡県の平均価格は、前月比プラス3.9%の2003万円となった。前年同月比ではプラス16.3%となり、価格が大きく上昇している。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/single_family/530