1月の住宅価格は全国で横ばい
国土交通省は4月30日、2025年1月分の「不動産価格指数」を公表した。この指数は、不動産の取引価格情報をもとに不動産価格の動向を指数化したもの。2010年の平均価格を100として算出している。
発表によると、1月の全国住宅総合指数は141.3となり、前月とほぼ変わらなかった。
用途別にみると、「住宅地」は1.8%減の115.3、「戸建住宅」は1.6%減の117.4と前月比でマイナスとなった。一方、「マンション(区分所有)」は1.5%増の210.7となり、引き続き堅調な推移を示している。

三大都市圏の住宅価格、東京都がけん引
東京都の住宅総合指数は171.6で、前月比0.9%上昇した。このうち「住宅地」は5.8%減の134.1、「戸建住宅」は2.8%減の131.3でいずれも下落。一方で、「マンション(区分所有)」は2.2%増の218.3と堅調だった。愛知県の住宅総合指数は124.2で、前月比1.0%上昇した。「住宅地」は2.7%減の103.7だったが、「戸建住宅」は2.6%増の115.5と上昇。「マンション(区分所有)」は0.7%減の191.1と小幅な動きにとどまった。
大阪府の住宅総合指数は150.5で、前月比0.8%上昇した。「住宅地」は3.5%減の138.3だったものの、「戸建住宅」は10.5%増の122.4と大幅に伸びた。「マンション(区分所有)」も1.0%増の208.7となり、上昇が続いている。
(画像はプレスリリースより)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001887306.pdf