首都圏の中古マンション平均価格は4,361万円
アットホーム株式会社は4月23日、2025年3月における首都圏の「中古マンション」価格動向を発表した。この調査は、不動産情報サイト「アットホーム」に掲載された物件を対象に実施された。「価格」は、1戸あたりの平均登録価格(売り希望価格)を指す。
対象エリアは、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)。
発表によると、3月の首都圏における中古マンションの平均価格は4,361万円となった。前月比・前年同月比ともに8か月連続で上昇した。

地域によって価格動向に明暗
地域別にみると、東京23区の平均価格は前月比3.3%上昇の6,499万円となった。依然として高水準が続いており、8か月連続で2017年1月以降の最高額を更新した。前年同月比では25.0%の大幅に上昇し、調査開始以来で最も高い伸び率を記録した。一方、東京都下では前月比0.6%の下落となり、平均価格は3,268万円となった。
神奈川県では、横浜市・川崎市が前月比0.6%増の3,536万円と堅調だったが、その他エリアは前月比1.0%減の2,695万円となり、下落に転じた。
埼玉県では、さいたま市が前月比2.4%下落の3,272万円となり、15か月連続の下落。その他の地域も前月比0.1%の微減で、2,471万円となった。こちらは19か月連続の下落である。
千葉県西部は前月比0.1%上昇の2,808万円で、17か月ぶりに前年同月比でも上回った。一方、その他のエリアは前月比1.8%減の2,024万円となり、依然として価格の下落が続いている。
(画像はプレスリリースより)
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