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最新中古マンション相場、都心を中心にさらに上昇傾向

2022/3/30 18:00

ワンノブアカインドが坪単価ベースの中古マンション価格ランキングを発表
不動産テックサービスを展開する株式会社ワンノブアカインドは22日、同社が運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有するデータを基に、2022年2月の全国市区町村における中古マンションの市場相場を調査、坪単価をベースに平均的な物件サイズである70平米で換算し、算定した価格ランキングを公開した。

公開された資料では、首都圏や大阪などの主要エリアにおける相場推移や、都心5区に20の政令都市を加えた20市区における動向もみることができる。

2022年2月において販売履歴のある物件数が30件以上ある全国の199市区から、トップ100をランキング化してまとめた「全国市区町村中古マンション価格ランキング100(2022年2月分)」によると、全国トップは「東京都港区」の1億266万9,100円だった。坪単価は484万8,600円で、前月に比べ11万800円の上昇になっている。2021年3月時と比較した騰落率は+8.56%だった。

2位は「東京都千代田区」の9,591万6,400円で、坪単価は452万9,700円、前月に比べ6万400円の下落だったが、騰落率では+6.45%を記録している。

続く3位は「東京都渋谷区」の8,742万7,300円で、坪単価は412万8,800円、前月に比べ17万7,400円の上昇になった。騰落率は+8.55%となっている。以上のトップ3が坪単価で400万円を上回った。

4位は「東京都中央区」で70平米の推定価格が8,320万2,900円、坪単価392万9,300円で、前月より5万5,400円上昇した。騰落率は+8.77%だった。5位が「東京都目黒区」の7,848万900円、坪単価は370万6,300円になった。前月に比べ10万2,300円の上昇で、騰落率は10.92%と2桁増になっている。

以下、6位が「東京都文京区」の7,394万3,100円、7位に「東京都新宿区」の6,886万1,100円、8位「東京都品川区」の6,753万3,400円と続き、12位までは東京23区からのランクインで占められた。

13位は「東京都武蔵野市」で、東京都以外のトップは14位の「神奈川県川崎市中原区」となる。武蔵小杉を含むこちらのエリアは70平米の推定価格が5,588万7,200円で、坪単価263万9,300円、前月より10万3,600円上昇し、騰落率は+11.15%となっていた。

トップ100にランクインした市区で、首都圏以外のエリアトップを整理すると、東海エリアが69位の「愛知県名古屋市中区」で70平米推定価格が3,103万4,100円、近畿エリアでは22位の「京都府京都市中京区」の4,811万3,800円だった。

中国エリアでは80位の「広島県広島市中区」がトップで2,808万2,300円となっている。また九州エリアからは70位に「沖縄県那覇市」が3,074万8,200円でランクインした。

北海道、東北、北関東・甲信、北陸、四国の5エリアでは、100位までにランクインした市区がみられていない。

トップ100にランクインした市区で、前月に比べ坪単価が上昇したのは68市区となり、約7割で上昇傾向がみられた。また、2021年3月の坪単価と比較した騰落率で最も高い値を記録したのは33位の「埼玉県さいたま市大宮区」で、価格は4,202万6,000円、坪単価198万4,700円で+28.30%となった。

首都圏主要エリアでは価格が全エリアで前月比超え
首都圏主要エリアにおける中古マンションの相場推移を、70平米の物件推定価格でみると、全てのエリアが前月に比べて上昇、2021年3月と比較した騰落率も全エリアでプラス水準になった。

千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区からなる「都心6区」は8,513万9,500円でエリア中最も高価格となり、騰落率は+7.87%だった。前月に比べても200万円以上の上昇になっている。

次いで高いのは品川区、目黒区、大田区、世田谷区からなる「城南」エリアで、推定価格が6,264万3,900円、騰落率は10.19%だった。

3位は台東区、墨田区、江東区、葛飾区、江戸川区からなる「城東」エリアの5,171万7,900円、騰落率で+10.59%となっている。以下、中野区、杉並区、練馬区の「城西」エリア、豊島区、北区、荒川区、板橋区、足立区の「城北」エリアと東京23区エリアが続き、「東京23区外」は3,328万9,200円だった。

東京以外で最も高い推定価格を記録したのは「川崎市(全7区)」で、4,066万1,400円となり、騰落率も+12.92%と高水準だった。騰落率で最も高い値になったのは「埼玉主要エリア(さいたま市全10区・川口市)」で、推定価格3,324万9,600円、+16.51%となっている。

千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の都心5区に、20の政令指定都市を加えた主要25市区の坪単価推移をみると、都心5区とその他の開きは顕著で、都心5区中最も低い「東京都新宿区」と、それ以外で最も高い「京都府京都市中京区」でも約100万円の差があった。

前月と比べて坪単価が上昇したのは25市区中17市区で、2021年12月から2カ月連続の上昇になったのは7市区だった。安定して上昇傾向を続けているのは「神奈川県相模原市中央区」の坪単価で、こちらは6カ月連続の上昇を記録、今回の2022年2月で95万8,000円になった。

(画像はプレスリリースより)
(引用元:【マンションレビュー調べ】)

外部リンク

株式会社ワンノブアカインドによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000018.000009420.html

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