駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年7月6日、京成本線・大神宮下駅~京成成田駅間の駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年12月から2021年2月にかけて実施されている。

大幅上昇と大幅減少が入り交じる区間
今回の発表によると、京成本線の大神宮下駅~京成成田駅間において中古マンション価格が最高値を示したのは、120万円の京成津田沼駅となった。同駅エリアは、平均築年数こそ1年築古化が進んだものの、前期比では14.3%のプラスを達成。2年連続で2桁プラスをマークするに至っている。同区間は今期、大幅上昇と大幅減少が入り交じる様を示しており、船橋競馬場駅は特にその傾向が顕著となった。同駅エリアは、前期は16.8%プラスとなっていたが、今期は一転して29.5%ものマイナスをマーク。築古物件の取引が増えたため、平均築年数も10年進んで33.8年に達している。
勝田台駅、37.5%もの大幅上昇を示す
2桁の下落に転じた駅エリアとして同社は、実籾駅と八千代台駅に注目。その一方で、勝田台駅が37.5%もの大幅上昇を示したことも指摘している。なお京成本線全線(日暮里駅~京成成田駅)の中古マンション平均価格は、前年比7.4%プラスの138万円となった。事例数は前年より16件減少して1778件となり、平均築年数は27.1年から27.3年に進んでいる。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/907