東京23区における相場の変化を明らかに
株式会社マーキュリーは、2020年8月18日、東京23区にて同年上半期に供給された新築マンションの坪単価ランキングおよび騰落率ランキングを発表した。同社は、新築マンションのビッグデータを活用した不動産情報プラットフォーム事業を展開している企業。両ランキングは、東京23区におけるマンション相場の変化を明らかにするべく制作・公開されている。
坪単価は渋谷区が、騰落率は葛飾区がトップ
マーキュリーが今回発表した新築マンションの坪単価ランキングによると、2020年上半期の東京23区にて平均坪単価が最も高値を示したエリアは、816.9万円の渋谷区となった。同エリアでは、『THE COURT 神宮外苑』といった高額物件の供給が相次ぎ、平均坪単価を上方へと牽引。中でも、実に約5割の供給数を占めた『プラウド代官山フロント&テラス』は、相場に強い影響力を示している。同時に発表された2020年上半期の騰落率ランキングでは、前年同月比45.5%をマークした葛飾区がトップとなった。同エリアでは、総戸数190戸のプレミアムマンション『プラウドタワー金町』が大きな影響力を発揮し、騰落率も引き上げている。一方、騰落率が最下位となった豊島区は、価格設定の安い物件が供給されたことにより、前年同月比88%のマイナスを示した。
販売自粛によって個別物件の影響力が増大
2020年上半期は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて販売自粛の動きが広がったため、新築マンションの供給戸数も前年同月比で大きく減少することとなった。この減少によって個別物件の影響力が増大し、ランキングにもダイレクトに反映されたとマーキュリーは考察している。同社は今後も、コロナ禍による市場への影響を注視しつつ、独自の視点で情報を発信するとしている。
(画像はプレスリリースより)
2020年上半期新築マンション/坪単価TOPは渋谷区、騰落率TOPは葛飾区に - 株式会社マーキュリー
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