国交省調査報告書!
11月9日、国土交通省は、2012年9月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
報告によると、建設工事受注高は、7か月連続で増加しており、公共機関からの受注が減少しているにも関わらず、民間からの受注が増加したことから、建設工事においては、景気が持ち直しつつあるように思われる。
9月の受注高
9月の全体の受注高は5兆340億円となり、前年同月比17.1%増加した。元請受注高においては、3兆6,901億円となり、同17.9%増加し,下請受注高は1兆3,439億円であり,同14.9%増加の結果となった。受注高の詳細
注目されるのは、元請受注高のうち公共機関からの受注高は1兆1,119億円で,同0.2%減少(10か月振りの減少)しているにも関わらず,民間等からの受注高は2兆5,782億円で,同27.9%増加(6か月連続の増加)していることである。工事種類別では、土木工事が,1兆203億円で、同10.8%減少(9か月ぶりの減少)、建築工事は,2兆3,507億円であり、同34.9%増加(6か月連続の増加)、機械装置等工事に関しては,3,191億円であり、同31.0%増加(3か月ぶりの増加)と、土木工事以外に関しては、大幅な増加となった。土木工事については、公共事業の減少が大きく影響したと思われる。
業 種 別 をみると、総合工事業は,2兆9,668億円で、同17.7%増加(10か月連続の増加)となり、職別工事業は,1,145億円で同7.7%減少(先月の増加から再び減少)、設備工事業においては,6,087億円で、同25.7%増加(3か月ぶりの増加)であった。
http://www.mlit.go.jp/common/000229361.pdf