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大きな変化なし。東京カンテイ、2019年6月度の「中古マンション価格天気図」発表

2019/8/6 03:00

価格変動を「天気マーク」で表示
株式会社東京カンテイは、2019年7月29日、同年6月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。

この『天気図』は、全国における中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を月ごとに集計し、その価格変動を「天気マーク」で表示したもの。「晴」は価格の上昇傾向を、「曇」は足踏み傾向を、そして「雨」は下落傾向を、それぞれ示している。

「晴」が18地域から16地域に減少
2019年6月の『中古マンション価格天気図』では、「晴」が18地域から16地域に減少し、「雨」が1地域からから2地域に増加した。「薄日」は14地域から15地域に増加している。「曇」は10地域、「小雨」は4地域となり、それぞれ変化がなかった。全国で天候が改善したのは、前月と同じ7地域。悪化は、9地域から12地域に増加している。

6月度の「天気」について東京カンテイは、前月と同様に大きな変化は見られないと考察。しかし、北陸・甲信越地方で強含み、また中国地方で弱含みの傾向が見られた点には、注目している。三大都市圏については、近畿圏は好調さを維持したものの、首都圏と中部圏が共に弱含みとなった点を指摘。特に、東京都が「晴」から「薄日」に、愛知県が「薄日」から「曇」に、それぞれ転落したことに注目している。

70平米換算価格の推移も、同時に発表
『中古マンション価格天気図』の発表では、都道府県別中古マンション70平米換算価格の推移も、同時に発表された。

この発表によると、首都圏は平均で1.8%下落しており、特に東京都が2.1%の下落を示した。近畿圏では、大阪府・兵庫県・京都府が強含みの傾向を示し、圏平均では0.7%の上昇をマーク。中部圏では、岐阜県が4.2%の上昇を示したものの、圏平均は0.3%の下落となっている。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

2019年6月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR201906.pdf

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