100平米~300平米の新築物件が対象
株式会社東京カンテイは、2018年12月6日、2018年11月の主要都市圏における新築木造一戸建て住宅の平均価格を発表した。この「平均価格」は、敷地面積が100平米~300平米であり、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内などの条件を満たした木造物件を対象として、集計・算出されたもの。同社はこの平均価格の推移を、毎月発表している。

首都圏の平均価格、4000万円を超える
2018年11月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4201万円となった。前月比ではプラス6.6%となり、4ヵ月連続で上昇を示す形となっている。首都圏の平均価格が4000万円を超えたのは、同社が2014年4月に調査を開始して以来初めてのことだという。平均価格を都県別に見た場合、東京都はプラス7.1%の5141万円となり、4ヵ月連続の上昇をマーク。また、神奈川県はプラ4.0%の4430万円、千葉県はプラス0.2%の3156万円、埼玉県はプラス3.4%の3470万円となり、首都圏1都3県全てで上昇を示す結果となった。
近畿圏、弱含み基調が払拭された
近畿圏の平均価格は、前月比プラス4.4%の3147万円となり、2ヵ月連続の上昇となった。大阪府・兵庫県・京都府はいずれも上昇を示し、これまでの弱含み基調が払拭された形となっている。愛知県では、前月比マイナス0.9%の3204万円となり、3ヵ月連続下落をマーク。中部圏全体でも、マイナス1.2%の3010万円となっている。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku201811.pdf